【174】 マスコミ論(1)「検察リーク」問題(2010年3月6日) (坂出市 Tセイジ)
いつも楽しみにHPを読んでいます。相変らず小沢氏の問題が大々的に報道されていますが、その中で少し前に「検察リーク」の問題が話題となりました。都村さんの仰る通り小沢氏の政治と金の問題の善し悪しには全く興味はありませんが、私はこの「検察リーク」問題について非常に疑問、違和感を感じています。疑問として、
(1)マスコミに登場するジャーナリストと呼ばれる面々の大半の方が「検察が情報リークなどありえない、そんなことをすれば公務員法違反だ」という意見を述べていますが、例えば「石川容疑者が○○と供述した」という記事がほぼ同じタイミングで 複数の新聞、テレビ等で報道される状況を見ると検察からの情報としか思えません (まさか担当弁護士が情報提供することも考えられませんし、その場合でもジャーナリスト曰く「弁護士法違反だ」と言ってました)。
(2)そもそも検察がマスコミに情報を流すことが悪いことなのか? もしそうであれば、殺人等で逮捕された容疑者が連日のように「□□容疑者が○○と供述した」と報道されることも「警察リーク」で公務員法違反になるのでは? 今回の小沢氏関連の事件は東京地検が捜査を行っていて政治家絡みの案件であるから「検察リーク」はダメなのか?
質問の整理がうまくできていませんが、検察、警察等の捜査機関からマスコミへの情報提供(当然記者会見等の公式発表は除いてですが)について都村さんのご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。
「このコラムの見出しは以下の通りです(全文:約 12000 字)」