【328】 STAP細胞騒動(2014年4月10日) (高松市 ニュースウォッチャー)
昨今メディアを賑わしている「STAP細胞」の騒動について、都村さんにぜひ整理していただきたいと切望しています。1月28日に理化学研究所での記者会見でSTAP細胞が発表され、ネイチャー誌に論文が掲載されて一気に話題が沸騰しました。それを受けて、日本のマスコミはお決まりのように小保方さんのプライベートまでほじくり出してアイドル扱いしていたのですが、3月に入って「論文の文章や画像に流用がある」、「STAP細胞が再現できない」等の指摘があり、その後はほとんど疑惑の人を扱うワイドショーみたいな情報が飛び交う騒ぎになってしまいました。この騒動をプレイヤーで分けてみると、(1)渦中のユニットリーダーの小保方氏、(2)「論文を撤回すべきだ」「いや、撤回すべきでない」との両論がある論文の共同執筆者たち、(3)騒ぎになってから小保方氏を「未熟な研究者」と表現して断罪している理化学研究所、(4)検証もせず持ち上げたり落としたりするマスコミ、(5)論文を掲載したネイチャー誌等が挙げられると思いますが、報道だけではそれぞれにどういう責任があるのかがよくわかりません。また、この問題は今後、どう進めるべきなのか? 何か質問もワイドショー的なのですが、ぜひ解説をお願いできればと思います。
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