【367】 企業理念の意義(2015年3月20日) (徳島県 会社員)
いつも興味深く拝読しています。私はあるオーナー企業に勤めております。私の勤めている会社は戦前に起業してから親子3代でグローバル企業にまで成長し、今も成長を続けています。この会社では、企業文化に関する研修が定期的にあり、そこでは企業理念の復習をするとともに、過去に各経営者がこのようなことを言った、といったことを学ばせています。私は、代々のオーナーはそれぞれの時代の流れをうまく掴んで会社を成長させた立派な経営者だったと考えています。しかしながら、会社の目的を再確認するうえで企業理念に立ち返ることには意味があるとは思うものの、時代背景や経営環境が大きく異なる過去における発言を、背景知識もないままに学ぶことにどのような意味があるのかと考えてしまいます(不良会社員の私にとっては研修は絶好のお昼寝タイムになり、ありがたくはあるのですが・笑)。そこで質問ですが、都村さんはこのような「○○イズム」、「○○DNA」といった企業文化についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。多数の企業の再生に携わられ、常にゼロベースで考えるべきであると提唱されている都村さんのご意見に興味があります。よろしくお願いいたします。
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