【382】 安保関連法案騒動を考える(2015年8月20日) (高松市 長生塾三期生)
安保法制に関する言論の混乱についてお伺いします。先般の衆議院での同法制採決を受けて、左翼系マスコミを中心に法制反対派から「強行採決は民主主義をないがしろにしている」「憲法違反だ」「戦争ができる国になる」「徴兵制に結びつく」等々の大合唱が始まり、加えてこのQ&Aでさんざん指摘されてきた「議論が尽くされていない」「国民の理解が得られていない」というお決まりの主張も相変わらず繰り返されています。一方、賛成派からは反対派の主張に対し「強行採決ではない」「憲法違反ではない」「即、戦争や徴兵制に結びつくものではない」等といった個別の反論がされているようですが、どこまで行っても平行線の様相で議論の収束点が全く見えません。私も長生塾生ですので、感情論を排除してゼロベースで「安全保障の目的は何か?」から入って自分なりにいろいろ考えているのですが、トレーニングのために、ここでぜひ塾長の考え方をお聞かせいただきたいと願っています。よろしくお願いします。
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