【313】 子育ては社会保障の対象か?(2014年1月1日) (藤田 康)
「年金」「医療」「介護」の社会保障制度3経費に、「子ども子育て」が新たに加えられようとしており、今回の参議院選挙においても、若い保護者向けの訴求点として、きっと政治家の先生方が大風呂敷を広げられることでしょう。そもそも、これまでの3経費が既に破たんあるいはこのままでは立ち行かなくなることが明白なのに、その上児童手当にせよ、医療費や保育料の無料化にせよ、金をばらまこうというのですから、言う方もそれを聞いて喜ぶ方も頭が狂っているとしか思えません。これ以上、将来世代に莫大な借金を背負わせることが子育て支援につながるはずがないのですから。
そこで、都村さんに数点質問があります。
(1)子育てを社会保障とすることは是か非か?
(2)今更ながら子育ては家庭の責任とする基本原則を貫くことは可能か?
(3)子どもを産み育てない(それ以前の問題として結婚しない)社会における人口減少
は問題か?
(4)人口減少を食い止める、あるいは適正規模の人口減少社会へソフトランディングす
るためには、成長戦略以外での効果的かつ重点的な取り組み方策はあるのか?
(5)安心して子どもを産み育て、豊かさを実感できる国とするために、目指すべき国の
カタチを提示しても、有権者である民意様は目先のメリット(エゴの充足)のみを追求す
るため、選挙の争点にはなりにくいと思われるが、成熟し過ぎた利己主義社会において、
政治を有効に機能させるためには、小手先の同じような政権交代を繰り返すことで社会は
改善されるのか?
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