【305】 くたばれ! 原子力規制委員会(2013年11月10日) (高松市 教員K)
都村さんの原発問題に関するQ&Aを熟読してきたおかげで、メディアや評論家の原発問題に対する種々雑多な話が自分の中でかなり整理できるようになり、とても役立っています。今回の質問は、原子力規制委員会についてです。つい2年前まで「日本のエネルギー政策の根幹」と位置づけられ、数十年の年月と巨額の投資の成果として全国で50数基が稼働し、さらに将来に向けて増やそうとしていた原発が今、全基止まっているというのは、どう考えても異常事態だとしか思えません。ではなぜ今、全基止まっているのか? と考えると、定期点検に入った原発の再稼働を止めているのは、原子力規制委員会が異常に高い安全基準を設置し、遅々として全ての原発について「安全性審査」を通さないことにあるのではないかと思います。もちろん、定期点検の結果、不備があれば再稼働不許可にするのは当然ですが、ついこの間まで問題なく稼働していたものまで全部止めるというのは何かがおかしいのではないでしょうか。都村さんは、あの原子力規制委員会についてどのようにお考えでしょうか? 何か歪んでいるような気がして仕方がないのですが。
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