【62】 通信制高校サポート校ビジネスの可能性と保護者責任(2004年6月) (高橋 悟)
こんにちは。初めてメールさせていただきます。
私は、香川県内の通信制高校サポート校にて、生徒の高校卒業支援に携わっております。何らかの理由で、高校卒業をあきらめかけた生徒が、県外の私立通信制高校に入学し、独力では卒業が難しい場合に、私どものサポート校にも同時に入学し、卒業まで、励ましながら学習、課外活動を行っています。
生徒数が60名あまりで、それぞれ個性的な生徒がおります。私がこの職についてから2年余りになりますが、教育方法は個々人において統一できないことが多々あり、私ども民間企業として、利益に反する内容でも、職員のボランティア精神に頼る場面も少なくありません。都村さんが、ご提案されていたKAAというお考えに少なからず私も賛成です。
都村さんは、サポート校の存在については、ご存知でしたでしょうか。「子供の教育に関する最終的な責任は、保護者に有る」との言葉を様々な書籍で目にします。人によって、子ども自身にあるとお考えの識者の方もおられます。私の一抹の不安は、保護者に最終的な責任があるとした場合、その責任を自ら取ろうとされる保護者の方がどれくらいおられるのか、ということです。
都村さんのお考えをお聞かせいただければ幸いです。
「このコラムの見出しは以下の通りです(全文:約 3900 字)」